500年の伝統を未来へ──中山道の宿場町で受け継がれる味噌文化を守りたい
今回ご紹介するのは、岐阜県中津川市で味噌・しょうゆを手作りする「朝日醸造」さんです。
中津川市の落合地区は、かつて中山道の宿場町として栄え、多くの旅人や地域住民の生活を支えてきました。その中心にあったのが、500年以上受け継がれてきた「味噌・しょうゆづくり」の伝統です。
しかし、現在この伝統が存続の危機に瀕しています。味噌仕込みに必要な施設や設備の老朽化に加え、地域で支えてきた方々が高齢化しているため、共同作業の担い手も減少しています。このままでは、大切な食文化と地域のつながりが失われてしまうかもしれません。
朝日醸造さんはこの伝統を未来につなぎたいという想いから、2024年5月に「朝日醸造」を創業しました。地元の豊かな自然と恵那山の清らかな水に支えられた味噌・しょうゆづくりを守り、その魅力を次世代へと伝えていきます。
味噌の魅力
私たちの暮らしに寄り添い続ける味噌。日本人の食卓を支え、その健康を守り続けてきた「発酵の知恵」が詰まっています。
しかし、近年の食文化の変化やライフスタイルの多様化により、味噌文化が失われつつある現状があります。朝日醸造さんは、この日本の誇る伝統食品である味噌を次世代に繋ぎ、さらに多くの人々にその素晴らしさを届けたいと願っています。
味噌はただの調味料ではありません。それは、日本の風土と人々の知恵が織りなす「食文化の宝石」です。一緒に味噌の未来を守り、広げていきましょう!